2025年最初の古民家作業
害獣駆除業者さんに来てもらいました。
というのも
2024年の秋頃だったかな?カリカリカリという音が屋根裏から聞こえて、何かがいるということが判明。5年ほど人が住んでいなかったから当然と言えば当然か。でも、匂いはないし、天井におしっこなどのシミも見当たらない。少なくとも2階の屋根裏には形跡がなかったんですよね。
でも、1階屋根裏には確実に何かがいる。もしハクビシンやアライグマだったら?噛まれたら狂犬病になるかもしれないし。病原菌たっぷりなので、こればっかりは駆除業者さんに頼むしかない💦
今回、ハクビシン10匹捕獲のYoutubeが豪快で面白すぎて駆除ザウルスさんに頼みました。
あの人気アニメか…
ハクビシンVSアライグマ
お隣のおじさんに聞いたら東金界隈では近年はハクビシンよりもアライグマの数の方が多いそう。アライグマの方が体も一回り大きく気性が荒いらしいね。おじさんの実家の屋根裏でハクビシンとアライグマバトったこともあるらしいのだけど、アライグマの勝利(笑)
アライグマの天敵は熊やオオカミ、だけど千葉県にいないから敵なし。1年に最大6匹くらい子供を産んで、敵なしだから増える一方で、ハクビシンの天敵はアライグマなので淘汰されてきてるのでしょうね。
あらいぐまラスカル
「ラスカル」で人気になった頃、たくさんの人が北米からアライグマを輸入したそうですね😕可愛い見た目と違う荒い気性…それで飼いきれなくなって放置。大量に増えてしまったそうです。飼いきれないってなんやねん💢
北米ならオオカミや熊もいて生態系が循環するからいいかもしれないけど、そんなわけで「特定外来生物」になっています。
好物は千葉県名産
さらにアライグマは落花生が大好物らしく、実が固まってくる頃に全部掘り出して食べてしまうから作るのをやめてしまう落花生農家さんもいるらしい😢千葉は落花生やビワも名産です。ビワもちょうど美味しくなる頃になると、アライグマファミリーがやってきて全部食べていってしまう。
農家さんは汗水垂らして頑張ってアライグマのために落花生やビワを作ってやってるみたい。と、アホらしくなってやめていくそうです。
ケージ(箱穴)での捕獲
ケージは大きい方
お隣のおじさんは猟師の資格をお持ちなので、ケージ(箱穴)を使ってアライグマを大量に捕獲していたそうです。田舎のカインズでは普通に箱穴が売っているのですが、1万円くらいの大きい箱穴しか掛からないそうで、5,000円の小さい方には警戒して入ってこないらしい。
餌はネットにいれて
餌はネットに入れてケージ奥にあるフックに引っ掛けておくと、餌が取りにくいので捕まりやすいということでした。こうした箱穴は誰でも買えるのですが狩猟免許の「わな猟免許」がないと害獣を捕獲してはいけない法律になっているので、勝手に仕掛けてはいけないそうです。でも市役所に行けば箱穴は貸してくれて、捕獲した場合も市役所に連絡すれば良いとのこと。
ケージごと水没…
ハクビシンやアライグマなどの害獣を箱穴で捕獲したら、ケージに入ったまま水に沈めるんだそうです💦1分ともたない。あるいは箱穴に入れたまま放置する人もいるそうです。残酷すぎやしませんか😢
報奨金
捕獲した害獣の尻尾をカットして持っていくと害獣駆除で報奨金が出るそうです。アライグマやハクビシンだと1,500円とか2,000円とか。自治体によって違うそうですが。。さすがに捕獲してとどめさして尻尾切ってなんて出来ないな😢と。
でも、農家の方はそんな生ぬるいこと言ってられない。まさに食うか食われるかだから。猟師もやってたおじさんは当たり前のように話していました。アライグマが多くなりすぎて、農作物が荒らされる。人間の口に入る前に全てアライグマに食べられて、農家は減っていきどんどん農作物が高騰していくんです。
屋根裏調査
今回、屋根裏や家の周りを業者さんに調査してもらったのですが、築年数が古い古民家で2度の大きな地震を経験しているため、建物の歪みの隙間からでも小さな害獣は入ってきてしまうとのこと。ハクビシンやアライグマはこぶし大(直径8センチほど)の大きさの穴があれば、クマネズミなら百円玉ほどの穴があれば入れるそうです。
こういったトタンの隙間から
瓦屋根の隙間や雀口(すずめぐち)から
屋根の隙間から
床下の通気口から
クマネズミも入らないように穴を塞ぐことは無理と判断😅ハクビシンやアライグマが入らないように大きめの侵入口だけは塞いでもらうことにしました。そしてクマネズミは今年早々にやるであろう屋根裏掃除とともに、超音波や匂いなどで撃退する予定です。
ご予算は
うちの古民家は床面積が大きいのでお寺並みと言われます。今回の駆除会社さんはお寺の害獣駆除をよくするそうなのですが、だいたい200万から300万かかるそうですね💦消毒するのも広範囲だし、危険な害獣相手、屋根裏や床下の作業って暗いし狭いし埃まみれで大変なので、「ぼったくりや!」って思うかもしれませんが、私は妥当だなと思います。
でも、そんな金額もちろん払えないから、侵入口6箇所を塞いでもらう作業で18万円台でした。自分でもできなくはない作業ですが、特殊な金網を使わないと齧られて意味がないし、材料の選定したりの時間を考えるとプロに頼んだ方が絶対に良いと判断。
そして害獣がいなくなった状態で屋根裏掃除と消毒を自分たちですれば、2、3日で作業は完了する。屋根裏が綺麗になれば埃が落ちてくることはないので、今後の掃除もとっても楽になるんです。
おまけ…
2階の屋根裏を掃除したときに大量の藁を処分しましたが、あれはやはり鳥の巣の跡だったようです。業者さんが鳥の死骸を2つ発見してくれました。これはヒナかなぁ?食べられた形跡ではないし、かつて2階の屋根裏は鳥の天国だったのかもしれませんね。
さぁ、今年もいろんな作業をやっていきます。古民家リノベに興味ある方、体験会もやります。2月頃は竹伐採、春頃には漆喰塗り、草刈り、バリカン作業など、田舎ならではの体験をしてみませんか☺️
まずはLINE登録しておいてくださいね