みじんこ記事

50歳になって古民家を買った理由〜原点回帰

以前、お話させていただいた『古民家を買った経緯』

https://kominka-mijinko.com/kominka/

こちらはご覧いただけましたでしょうか?まだの方がいらしゃいましたらそちらも合わせてお読みください。

今回は私が50歳になって古民家を買った理由についてお話しますね。理由は大きく2つあります。

①子供らの自然体験

私は大阪府門真市で生まれました。
周りには名産のレンコン畑や田んぼがたくさんあって、おたまじゃくしやカエル、カマキリやゲンゴロウなどを捕まえたり、おばあちゃんと家庭菜園をして、土や植物の匂いの中で育ったので、私の意識の一番底の部分に土に還りたいという気持ちがずっとあったんじゃないかなと思うんです。
でも、長年ずっと封印されたまま大人になっていきました。

35歳に結婚し、40歳までに3人男子を出産しましたが、東京でのアスファルト子育ては息苦しく、公園ではボール遊び禁止など子供が子供らしくできにくい環境で、私の子供の頃の環境とのあまりのギャップに可哀想だなぁと思うことが多々ありました。
守られてばかりの環境や便利さを当たり前と思ってしまう今の子供が、もし電気が通らなくなったら?どう生きていけるのだろう?電気が通らなくなっても大丈夫なようにコンパクトな発電機を買う?いや、そうじゃなくて、自活できる力をつけることは必須なのではと思うんです。

戦争を知らない子供たちどころか、虫を触ることもできない子供たちが、自然と戯れることがこんなに楽しくてワクワクすることなんだということ、不便さから知恵を振り絞ってきた人の歴史を体感もできる古民家で、少しばかりタイムトリップできたら良いなという想いで古民家を買ってみたのです。

青サギが目の前でザリガニを捕まえてた

②大人の原点回帰

45歳の時、友人からの1000万詐欺に遭い、同時に夫が家を出ていってしまうというどん底経験をして、そこから自分を省みて、内面を変えていく過程で四柱推命に出会い、東京の大森駅前に四柱推命教室を開くようになりました。この四柱推命というものは不思議に当たるもので、自分を知る手がかりを見つけることができる優秀な統計学なんです。

2000人以上の鑑定をしてきて感じましたが、多くの人が自分の在り方を探し求めて悩んでいます。本当は自分の中にあるのに、あまりに多いSNSなどの無駄な情報や周りの人に合わせることで自分を見失っているんです。

なんでもググれば知れる、ボタンを押せばなんでもやってくれる最新機器、知りたくない情報流れてきて見たくなくても見えてしまう中で、情報精査できなくなって迷子になってる人がとっても多いことがわかりました。

シンプルにする

頭を空っぽにしてリセット。これができればどれだけスッキリするか。簡単なようでとっても難しい。お釈迦さまもここを目指しましたよね。
人はきっと最終目的地はここなのでは?と感じるのです。そのためにも原点回帰の重要性はあるのではないかなと思い、東京から1時間半でリトリート(Retreat)体験する拠点として良いのでは!と思い立ったのです。

50歳の節目

四柱推命で運気を見ると、私の場合は5がつく年が転換期にあたります。25歳に海外ホームステイ、35歳に結婚、45歳に別居&起業、となると次は55歳なので、ここで古民家運営をすると決めていました。でも古民家をスタートさせるにはリノベや整備など準備をしておかなければいけない。有り余るような資金は持っていないので、早めに購入して少しづつ時間をかけてリノベをしていく選択をしたんです。

それに、刻々と古民家の価格が上がっているのを目の当たりにしていました。購入してからも古民家サイトは見ていますが、インバウンドブームもあるのでしょうどんどん値段が上がってるようです。これだけの価値ある美しい古民家を外国人にどんどん購入されてしまうのも心苦しいですし、日本人である私が購入して、ちゃんと伝統的な形で残していきたいなという思いがあります。

なので、私の古民家は昔ながらそのままに残していく予定です。便利さもありません。しかし、キッチンやお風呂、トイレは今のものが増築されているので体験するにはちょうど良いのではないかなと思います☺️

懐かしさを感じたい、また古民家や田舎暮らしをしてみたいなという方にぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです