みじんこ記事

エジソンの白熱灯を再現!?古民家の竹でフィラメント作ってみよう

 エジソンの白熱灯

エジソンはたくさんの発明をしていますが、そのうちの一つが白熱電球。LEDに変わりつつありますが、人の暮らしを明るく照らした電球の発明は生活を大きく変えたでしょうね。

エジソンがこの白熱灯を発明する時、友人がくれた京都の扇子に使われていた竹を使ったそうです。竹をフィラメントにしたら200時間もの連続点灯したそうで、実験成功に竹あり!だったんですね。古民家には竹林がたくさんあるので、エジソンのやったことを再現してみましょう!

準備するもの

  1. 竹(竹串くらいに細く割いたもの)
  2. アルミホイル
  3. 単1電池6本(または四角い9V電池2個)
  4. リード線
  5. 焚き火できるところ(カセットコンロでOK)

竹でフィラメント

まずは竹伐採

フランス人ホームステイ君と70歳の恩師の男子チーム2人に鬱蒼としている竹林伐採をしてもらうことにしました。竹は秋冬の水を吸わない時期に切ると、しなやかで丈夫なので竹垣や竹籠、熊手やほうきなど、色んな製品にすることができるんです。

逆に春の竹は成長するため水をぐんぐん吸い上げているので、この時期に切ると水分含んだままで弱いんです。腐りやすく虫がつきやすい。実際に春に切って放置していた竹は引っ張っただけでポキっと折れました。これではおそらくフィラメントにもならないでしょうね💦


フランス人だけでなく、ホームステイに来る方は東京の都会よりも自然を好む方が多くて、古民家に連れて行くと、とっても喜びます。自然が多い中の空気を吸うのが気持ちいいんですね。彼もイキイキと竹を伐採していました。


ナタとか普段使わないからね(笑)楽しみながらの作業


伐採した竹は枝を落として


分割していって


さらに細かくして細い棒にします

竹の棒を炭に

竹串くらいの細さにカットした竹の棒をアルミホイルで隙間ないように2重くらいにみっちり巻いていきます。


アルミと竹の間に隙間ができないよう、ギュッギュとアルミを密着させます


炙り


竹以外に槙の木でも試してみました。炭化したものであれば電気を通すので、実はシャーペンの芯でも光るそうですよ。

電池とリード線を繋ぐ

フィラメント部分になる炭化した竹の棒と、今回は9Vの四角電池を使いました。これなら2個だけでできるんです。単1だと電圧が足りないから6個必要になります。リードのワニ口クリップをプラスとマイナスに繋げて、図のように繋げていきます。

すると・・・


ワニ口のところが赤くなってるの分かります?


分かりにくいので電気を消してみたら、じわーと全体が光っていきました。

失敗談

実は光っているのは槙の枝。。なぜか竹は光らなかったんです。あとで考えてみたら、竹の細い枝を使ったのですが、中が空洞になっていたのかもしれません。きちんと竹の棒にするべきでしたね。

エジソンは最終的に、京都石清水八幡宮にある八幡竹がフィラメントに最適だとしたそうです。八幡竹は耐久性と柔軟性に富み、繊維が太くて丈夫で引き締まっている。 そして簡単に焼き切れることがない。 この八幡竹を使うことで連続点灯時間を1200時間にすることができたそうです。たかが竹?と思いますが、竹って色んなものに使えるし、柵にも物干し竿んも、ザルやカゴバッグ、家具にもなるし、メンマにもなるし、細かくすれば肥料にしたり、マルチング材になったり。

伐採しまくっても、春には1日で1mくらい伸びることもあるんです。なので資源がなくなる心配もなし。本当に万能な竹を有効活用できたら最高なんですよね。